私は中学・高校・大学とバレーボールをしていました。そのバレーボールから、プレイヤーとしての視点からと、指導的立場からの視点で学んだことをはなしたいと思います。
では、この前私は福岡教育大学に私の母校である帝京大学が遠征で来たので、バレーを教えることがあって、監督などと話して気づいた点や試合を見ていて気付いた点などを話してみたいと思います。
まず大きく分けて西日本・東日本のバレーのスタイルを説明したいと思います。
西日本のスタイルは、細かく拾ってつないでいく、コツコツ型のスタイルが、主流で相手をあざ笑うかのようなフェイントなどが攻撃の中で随所にみられるのが、西日本のスタイルです。
東日本のスタイルは、長身な選手または、エースにこだわり、力勝負に持っていく傾向が強く、トリックプレーが少なく、わりと個人の能力に頼り、データーを重視するのが、東日本のスタイルだと思います。
もう一つの違う点をあげるとすればリズムの違いです。それは、東日本とか西日本とかではなく、方言と同じように、その県その県の県独特のリズムがあり、いつもと同じことをしているのだけど、なにか違うなと感じながらゲームをしたことがあります。この選手たいいしたことないなぁと思っても、ブロックして止まらないということがあります。このような状態になるとよく番狂わせが起こることがあります。
敗因としてよくみなさんが相手のペースにといいますが、わたしは、リズムの違いに呑まれてしまったからだろうと思います。
では、このような事態に陥った時にどう対処すれば有効かというのを今度は、話して行きたいと思います。
試合中にできる事とすれば、2つの対処があると思います。
1つ目は、タイムアウトをとって、相手の流れを断ちきるという方法です。
2つ目は、セッターを変えて、攻撃のリズムを変えるというのが2つ目の方法です。
しかし、1つ目の方法は、一時的なその場しのぎであり、2つ目の方法は、第2セッターがいて始めてできるものであり、また第2の方法はかえって逆効果になり、さらに状態を悪化させるリスクを背負うことがあるので、監督の立場から言えば、はっきりいってギャンブルです。
このようにバレーボールはリズムのスポーツです。特に現在の25点のラリーポイント制になってからは、リズムをうまくつくれないチームは、現在のバレーボールでは勝つことが難しくなってきています。
バレーボール 出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』参照
ルールの変遷
考案された当時は、ボールを落とさないようにネット越しに打ち合う以外には特にルールはなかった。1910年頃に日本に伝えられたときには、4人×4人の16人で行われており、日本独自のルールとして、12人制ののち、9人制が普及した。国際バレーボール連盟では1947年に6人制の国際ルールを制定した。バレーボールの主なルール改正としては以下の物が挙げられる。
- 1965 年 ブロックのオーバーネットの許容。
- 1977 年 ブロックのワンタッチをカウントしない。
- 1989 年 サーブのブロック禁止。
- 1995 年 腰から下での打球の反則が無くなった。第1回目のレシーブのホールディング、ダブルコンタクトをとらない。
- 1998 年 リベロ制の導入。低身長のプレイヤーにも活躍の可能性を目的としている。サーブのネットインを認める。
- 1999 年 ラリーポイント制の導入。サーブ権ポイント制では試合時間が一定せず、テレビ放映権が売りにくかったことから、変更された。
- 2007 年 ネット上で両チームの選手がボールを押し合ってプレー続行となる。(以前はプレーを止めノーカウントとした)
- 2009 年 両足より上部の身体のいかなる部分が、相手コートに触れても、相手のプレーを妨害しない限り許される(以前は両手などがセンター・ラインを超えて相手コートに触れると反則であった)。競技者が、ネットに触れても、相手のプレーを妨害しない限り許される。
(以前はネットのいかなる部分も触ると反則であった。ネットに触れてもいいものの、わざとネットを引き下げアタックを打つ等の行為をすると、スポーツマンシップに反する行為として、罰則が与えられる可能性がある。)
ポジションとローテーション
各プレーヤーはそれぞれ次に示すポジションに就く。
- 前衛(ネットに近い側):左からフロントレフト(FL)、フロントセンター(FC)、フロントライト(FR)
- 後衛(ネットから遠い側):左からバックレフト(BL)、バックセンター(BC)、バックライト(BR)
後衛のプレーヤーはネット際でのスパイクやブロックを禁止されるなど、ポジションに応じてプレーに制限がある。
ポジションはサーブ権を獲得するごとに時計回りに入れ替わり(これをローテーションという)、新たにバックライトに就くことになったプレーヤーがサーブを打つ。ローテーションの順序は、バックライト→バックセンター→バックレフト→フロントレフト→フロントセンター→フロントライト の順。
また、後衛のプレーヤーと何度でも交替できる選手リベロプレーヤーを置くことができる。リベロプレーヤーは、後衛のプレーヤーと交代してコートに入り、ローテーションが進行して前衛にまわる前に元のプレーヤーと交代してゲームを離れる。リベロプレーヤーの交代は、ラリー中以外のときに 特にゲームを中断せずに行われる。リベロプレーヤーには、後衛に課せられるプレー上の制限に加えて フロントゾーンでのトスや、ネットよりも上方でボールに触れて相手コートに返球することも禁止される。 リベロプレーヤーは 他のプレーヤーと異なる色のユニフォームを着用する。