事務局 〒879-1506 | |||
大分県速見郡日出町3904-6 | |||
医療法人 久寿会 鈴木病院 | |||
TEL : 0977-73-2131 FAX : 0977-73-2132 | |||
mail : jimu@suzuki-hp.or.jp | |||
会長 | 加 賀 山 茂 | ||
副会長 | 佐 藤 雪 | ||
幹事 | 秋 吉 尚 康 | ||
公共イメージ委員長 | 佐 藤 英 隆 |
例会日 | 火曜日 | 19:00 | |
会 場 | 日出町 | ホテル&リゾーツ別府湾 <ハイブリッド例会> |
■出席報告 | 河野健二会員 | ||
会員総数 | 19名 | ゲスト | 1名 |
会員出席数 | 14名 | ビジター | 0名 |
会員出席率 | 82.4%(14/17) | 出席者数 | 15名 |
前々回出席率 | (2月16日) 76.5%(13/17) |
修正出席率 | (2月16日) 76.5%(13/17) |
100%連続回数 | 0回 | 100%通算回数 | 375回 |
出席免除会員 | 山田滋彦会員、上野公則会員 |
● メイクアップ | |
事前 | 上野公則会員 (3月14日 地区大会(熊本)出席) |
事後 | |
● 欠 席 | 穴井伸一会員、佐藤貴代会員 田村 悟会員、上野公則会員 山田滋彦会員 |
点鍾 | 19:00 |
ロータリーソング | それでこそロータリー |
ゲスト | 大分みらい信用金庫石垣支店長 田中真明様 |
ビジター |
日出RC会長 加賀山茂
第22回 子どもの能力と善行褒賞
これまでの会長の時間で,私は,ロータリークラブの基本的な理念について,「四つのテスト」の意味(第1回),「ロータリーの目的」の意味(第2回),「五大奉仕部門」(第3回),「公平とは何か」について,タクシーの相乗りの場合の料金の公平な負担について検討させていただき(第5回),
「微笑みを微笑みで返す」とか「いただいたら,お返しする」とかという共感脳の抱える「やられたら,やり返す」というジレンマ(第6回),偽りの親睦と四つのテストの関係(第7回),新型コロナウイルス感染症対策(第8回),善行とは何か(第9回),善行褒章とその基準(第10回),善行褒章基準の日独比較(第11回),子ども食堂(第12回),地方創生(第13回),コロナ禍における国民の三大義務の支援(第14回),機会の三つの扉の応用(第15回),前期の反省と後期の抱負(第16回),今年度後期の抱負と提案(第17回)では,Web例会の可能性について話し,前回には,日出ロータリークラブが,近隣のクラブに先駆けて対面とリモートを併用したハイブリッド例会を実現した意義,SDGsと日出ロータリークラブとの関係(第19回)について,オンライン会議を介したのを契機に,Zoomの使い方(第20回),日出町で問題となっているムスリムの墓地の問題(第21回)について,話しました。
そして,いずれの回においても,本年度のRI会長(Holger Knaack氏)のテーマである「ロータリーは機会の扉を開く」を活用させていただき,3つの扉の色に即して,赤い扉は,「親睦(和らぎ睦び)」として,黄色の扉は,「職業倫理の向上」として,青の扉は,「次世代への奉仕活動の実践」として整理させていただきました。
今回は,今年度の「善行褒賞」が終了したので,その反省を兼ねて,「子どもの能力と善行褒賞」について,話したいと思います。
SDGs(Sustainable Development Goals:持続的開発目標)は,人類が地球資源の1.69倍を使っている現在の状況は,人類を破滅に向わせているとの反省の下に,人類の生活を根本的に改革し,地球資源の1個分の活用に戻そうとする10年後の世界を見据えた提言です。
SDGsは,17のゴール(大きな目標)と,169のターゲット(具体的な目標)から成り立っています。しかし,17も169も多すぎる数なので,国連は,17の目標を5つのP(People(人),Prosperity(繁栄),Planet(地球),Peace(平和),Partnership(パートナーシップ))にまとめてくれています。
そこで,私は,5つのPの項目の中身を最大でも3項目に収まるようにまとめ直して,以下のような図を作成してみました。この図だと,1項目には,最大でも3つの項目しか入っていないため,SDGsの理解がスムーズに進むと思っております。
SDGsの特色は,人が行うべき行動について,昔から日本に伝わっている近江商人の職業倫理である「三方よし」,すなわち,「売り手よし」「買い手よし」「世間よし」だけでなく,さらに,「未来よし」の一項目を追加して,「四方よし」へと進化させたものです。
人間は,とかく,目先の利益に心を奪われて,自分の人生よりも先の将来のことについては,無責任になりがちです。たとえば,現代の年金生活者たちは,自分が年金をもらえておりさえすれば,若い世代は,おそらく,十分な年金をもらうことができなくなることがほぼ確実であっても,仕方のないことだと諦めています。
これでは,若い世代が憤慨するのは当然であって,年金生活者の世代は,まさに無責任世代といってもよいでしょう。
こういう事態ですから,子どもたちが,現在の親の世代の行動を信頼しておらず,世代間ギャップが増大しているのは,当然の結果といえるでしょう。
ロータリアンの世代が,青少年に対する奉仕活動をもっともっと力をいれるべき理由は,この点に存在しています。私たちは,将来の世代が利用すべき資源を食い散らしてはいけないのです。
その上,AI等の革命的な科学技術の発展によって,10年後に若い世代が直面する世界は,これまでの常識が通用しないような過酷な世界になっていることでしょう。したがって,今の子どもたちは,そのような過酷な世界でも通用する能力を身につけなければなりません。
子どもたちに,どんな社会になっても生き抜く力をつけてあげることこそ,私たちが行わなければならない責務なのです。
私は,SDGsの考え方を参照しつつ,未来を担う世代に対して,善行褒賞に際して,以下のようなスピーチを行いました。
皆さん,「善行褒賞」を受賞され,おめでとうございます。
皆さんは,「私は,普通のことをしただけなのに,褒めていただいてうれしいです。」と思われているかもしれません。
でも,褒賞されるからには,皆さんの行ってきたことは,とても素晴らしいことなのです。
私たちは,「良くないことや悪いこと」はすぐに気が付きます。ところが,何が良いことなのかはあいまいです。
そこで,良いこととは何かを,金メダル,銀メダル,銅メダルに分けて考えてみましょう。
金メダルは,イエス様がいわれた,「約束したわけではないけど,他人がしてほしいと思っていることをしてあげる」ことです。道がわからないとか,勉強で分からないで困っている人がいたら進んで教えてあげるのがその例です。落とし物を拾って届けてあげるのもその例ですね。別に約束しているわけでもないのに,進んでやることが尊いのです。
銀メダルは,孔子様がいわれた,「自分がしてほしくないことは,他人にもしない」ことです。悪さをしないだけでなく,もしも悪さをされても,やり返したり,仕返しをしたりしないで我慢することがその例です。
銅メダルは,ローマの人々が言っていた「約束しなくても,元通りにして返す」ことです。他人のものを使ったらきれいに掃除して元通りにするのがその例です。
皆さんは,銅メダルや銀メダルよりも金メダルがいいと思われるかもしれませんね。でも,心配はいりません。銅メダルでも,銀メダルでも,少し工夫をすれば,金メダルに変えることができます。
たとえば,人の物を借りて使った時に,元通りにして返すことは銅メダルですが,もともとが少し壊れている場合に,それを直して,元よりも少し良くして返してあげれば,それは,「約束したわけではないけど,他人がしてほしいと思ったことをしてあげている」ことになるので,金メダルに昇格します。
また,悪さをされても,やり返さずに我慢することは大切なことで,銀メダルに値しますが,もしも,悪いことをされたら,「もっとやって,気が済むようにしていいよ」と言ったら,相手もびっくりして,仲直りができるかもしれませんね。そうしたら,銀メダルは金メダルに昇格です。
今までの話は,「善行=良いこと」とは何かについて,大まかな例を挙げただけです。もっと,具体的で詳しい「良いこと」の例としては,もう少し大きくなったら皆さんが習う,国連が決めて世界中の人が「良いこと」と認めているSDGs(持続的開発目標)が,17の「良いこと」をはっきり決めていますから,皆さんも,SDGsの17のゴール(みんな金メダルです)を検索してみて,今後の善い行いの方針にしてみて下さい。
話しが少し難しくなりました。改めて,皆さんが「善行褒賞」を受賞されたことをお祝いいたします。おめでとうございました。コロナ禍でお忙しい中,貴重な時間を割いてくださった先生方にも,厚くお礼申し上げます。
若い世代を育てるためには,SDGsと同様に,少なくとも,10年後の世界を思い描いて,教育目標を考える必要があります。
私は,0歳児教育から始めて,家庭教育から,保育・幼稚園教育,初等教育,中等教育において,どのような研究が進行しているのかを調べてみました。そうすると,どの教育段階においても,以下の3つの教育目標(①人を大切にする力,②自分を育てる力,③チャレンジする力(木村泰子『10年後の子どもに必要な「見えない学力」の育て方」』青春出版(2020/11/20)参照))が重要視されていることに気がつきました。
子どもに必要な3つの力(人を大切にする力,自分を育てる力,チャレンジする力)について検討してみると,この3つの力は,実は,私たちロータリアンが身につけるべき活動,すなわち,親睦(人を大切にする),職業倫理の向上(自分を育てる力),奉仕活動(チャレンジする力)と全く同じであることに気づきました。
つまり,青少年奉仕活動を行うことが,将来のロータリアンを育てることに直結しているのです。
これまでの善行褒賞は,校長会の発案で,「挨拶賞」,「親切賞」,「努力賞」,「奉仕賞」の4つに分類されて,褒賞者が決定されてきました。
相手方の意向を尊重することは重要なので,そのこと自体に全く問題はないのですが,それらの賞の相互の関係と全体の位置づけを明確にしておくことは,重要だと思われます。
そこで,上記の各賞を,これまで検討してきた,10年後の子どもに必要な能力(①人を大切にする力,②自分を育てる力,③チャレンジする力)に即して,再構成してみることにしました。
そうすると,これまでの,善行褒賞の各賞は,右の図のように再構成されることがわかりました。
今後は,校長会とも相談の上, 10年後の子どもに必要な能力と照らし合わせながら,各賞の褒章基準を策定することが必要だと思われます。
・伊藤美佳=齋藤恵(マンガ)『マンガでよくわかるモンテッソーリ教育×ハーバード式 子どもの才能の伸ばし方』かんき出版(2020/2/17)
・新井紀子『AIに負けない子どもを育てる』東洋経済新報社(2019/9/19)
・石川一郎『2020年からの新しい学力』SB新書(2019/9/15)
・石戸奈々子編『日本のオンライン教育最前線-アフターコロナの学びを考える』明石書店(2020/10/1)
・大川繁子『92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育て』実務教育出版 (2019/9/11)
・岸見一郎『アドラー心理学入門-よりよい人間関係のために』ベストセラーズ (1999/09)
・木村泰子『10年後の子どもに必要な「見えない学力」の育て方」』青春出版(2020/11/20)
・西 剛志『脳科学者が教える子供の自己肯定感は3・7・10歳で決まる』PHP研究所(2020/4/2)
・平川理恵『クリエイティブな校長になろう-新学習指導要領を実現する校長のマネジメント-』教育開発研究所(2018/4/6)
・幕内秀夫『子どもをじょうぶにする食事は,時間も手間もかからない』ブックマン社(2019/10/10)
・宮口幸治『ケーキの切れない非行少年たち』新潮新書(2019/7/25)
・諸富祥彦『スマホに負けない子育てのススメ』主婦の友社(2018/9/30)
・リヒテルズ直子『今こそ日本の学校に!イエナプラン実践ガイドブック』教育開発研究所(2019/9/1)
・リヒテルズ直子『手のひらの5円玉-私がイエナプランと出会うまで-』ほんの木(2020/10/21)
・渡辺信一『AIに負けない「教育」』大修館(2018/8/1)
大分城西RC | 3月17日(水)の例会は休会します |
4月28日(水)の例会は休会します | |
大分東RC | 3月18日(木)の例会は休会します |
4月 1日(木)の例会は休会します | |
4月29日(木)の例会は休会します | |
宇佐RC | 3月18日(木)の例会は通常例会(12:30~米沢観光園)です |
3月25日(木)の例会は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、休会します | |
中津中央RC | 3月23日(火)の例会は休会します |
3月30日(火)の例会は休会します | |
別府東RC | 3月25日(木)の例会は合同花見例会のため、18:30~ホテルサンバリーアネックスへ変更します |
大分臨海RC | 3月29日(月)の例会は休会します |
4月26日(月)の例会は休会します | |
大分南RC | 4月 9日(金)の例会は休会します |
4月23日(金)の例会は休会します | |
4月30日(金)の例会は休会します | |
大分RC | 4月27日(火)の例会は休会します |
大分中央RC | 4月27日(火)の例会は休会します |
ながい まさみつ
永井 雅充 氏 職業分類 : 信用金庫 入会年月日 : 2021年 3月 1日 生年月日 : 1977年 5月25日 事業所 : 大分みらい信用金庫 日出支店長 |
加賀山茂会長(10): | xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx |
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臼杵德二会員(W): | みらい信金の田中支店長おつかれさまでした、永井新支店長宜しくお願い致します。 友達が京都から来ました。日出の友達と四人で食事をしました。この歳になるとこういった時間を過ごすことが大切になってきました。 |
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田中真明様(W): | 日出ロータリークラブに2年間在籍させていただきました。新しい職場でも四つのテスト①真実かどうか②みんなに公平か③好意と友情を深めるか④みんなのためになるかどうか 以上を胸に刻み業務に励みます。皆様とてもありがとうございました。 |
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2021年3月6日(土) 13:00~17:00にZoomを利用したオンラインによる、会長エレクト研修セミナー(PETS)に参加致しました。
初めてのZoomを利用した100名を越えるオンラインPETS研修ということで点鐘や、国家、ロータリーソングが聞こえにくい等々の課題もありましたが、無事に約4時間に渡る研修は無事終了致しました。
ガバナーエレクトの大森 克磨氏をはじめ、ガバナーの硯川 昭一氏、また総合司会を務めてくれた、次年度研修委員会副委員長で当クラブの会員でもある上野 公則様には大変お世話になりました。当日は長時間にわたりご苦労様でした。
研修内容は、国際協議会報告と次年度の地区方針。会長の役割と責務・クラブ運営。地区各部門の説明。危機管理。会長の時間について。目標設定(効果的なロータリークラブとなるための活動計画の指標)。オンライン会合の推進。ガバナーエレクトとの対談。と多岐にわたり興味深い、大変勉強になるものでした。
現在、研修セミナー資料を再熟読しガバナーエレクトの大森氏の事務局に4月10日までに提出する、感想文(宿題)を作成しております。
RI会長エレクトは、インドの方でシェカール・メータ氏。会計士であり、自身が設立した不動産開発会社の会長をされています。次年度テーマは「奉仕しよう みんなの人生を豊かにするために」です。
私が興味深く感じたのはシェカール・メータ氏が何よりも気になっている言葉として「奉仕とは、自分がこの地上に占める空間に対して支払う家賃である」という信条を持つようになりました。ということです。
一昔も二昔も前、日本には「滅私奉公」という言葉がありました。「奉公人(従業員)は己の思惑を捨て、主(雇用主)のために務める」と言うことですが、奉仕と奉公は、全く違い自分が働かせて貰えている環境に対して支払う家賃とて考えれば奉仕という言葉が良く理解出来ると感じました。
拙い、会長エレクトではございますが会員の皆様におかれましては今後ともお付き合いの程よろしくお願い申し上げます。