事務局 〒879-1506 | |||
大分県速見郡日出町3904-6 | |||
医療法人 久寿会 鈴木病院 | |||
TEL : 0977-73-2131 FAX : 0977-73-2132 | |||
mail : jimu@suzuki-hp.or.jp | |||
会長 | 加 賀 山 茂 | ||
副会長 | 佐 藤 雪 | ||
幹事 | 秋 吉 尚 康 | ||
公共イメージ委員長 | 佐 藤 英 隆 |
例会日 | 火曜日 | 19:00 | |
会 場 | 日出町 | <Zoomオンライン例会> |
■出席報告 | 吉弘秀二会員 | ||
会員総数 | 19名 | ゲスト | 1名 |
会員出席数 | 15名 | ビジター | 0名 |
会員出席率 | 83.3%(15/18) | 出席者数 | 16名 |
前々回出席率 | (1月12日) 55.6%(10/18) |
修正出席率 | (1月12日) 55.6%(10/18) |
100%連続回数 | 0回 | 100%通算回数 | 375回 |
出席免除会員 | 山田滋彦会員、上野公則会員 |
● メイクアップ | |
事前 | |
事後 | |
● 欠 席 | 穴井伸一会員、奥村元一会員 田村 悟会員、上野公則会員 |
点鍾 | 19:00 |
ロータリーソング | 君が代、奉仕の理想 |
ゲスト | 日出町長 本田博文様 |
ビジター |
日出RC会長 加賀山茂
加賀山年度後期の目標
これまでの会長の時間で,私は,ロータリークラブの基本的な理念について,「四つのテスト」の意味(第1回),「ロータリーの目的」の意味(第2回),「五大奉仕部門」(第3回),「公平とは何か」について,タクシーの相乗りの場合の料金の公平な負担について検討させていただき(第5回),
「微笑みを微笑みで返す」とか「いただいたら,お返しする」とかという共感脳の抱える「やられたら,やり返す」というジレンマ(第6回),偽りの親睦と四つのテストの関係(第7回),新型コロナウイルス感染症対策(第8回),善行とは何か(第9回),善行褒章とその基準(第10回),善行褒章基準の日独比較(第11回),子ども食堂(第12回),地方創生(第13回),コロナ禍における国民の三大義務の支援(第14回),機会の三つの扉の応用(第15回),前期の反省と後期の抱負(第16回),今年度後期の抱負と提案(第17回)では,Web例会の可能性について話し,前回には,日出ロータリークラブが,近隣のクラブに先駆けて対面とリモートを併用したハイブリッド例会を実現した意義について話しました(第18回)。
そして,いずれの回においても,本年度のRI会長(Holger Knaack氏)のテーマである「ロータリーは機会の扉を開く」を活用させていただき,3つの扉の色に即して,赤い扉は,「親睦(和らぎ睦び)」として,黄色の扉は,「職業倫理の向上」として,青の扉は,「次世代への奉仕活動の実践」として整理させていただきました。
今回は,日出町長から外来卓話をいただきますので,コロナ時代の世界共通の目標としてのSDGs(持続可能な開発目標)について,日出町との関係において話したいと思います。
国連の加盟国(193か国)すべてが合意し,2030年までの今後10年間の全世界の到達目標と認めたSDGs(持続的な開発目標)ですが,そのゴールは17もあって,理解が困難に見えます。しかし,私たちがよく知っている近江商人の職業倫理として名高い「三方よし(売り手・買い手・世間よし)」に一つを付け加えて,「四方よし(売り手・買い手・世間・未来よし)」を実現するものだと考えると理解が容易となります(蟹江憲史『SDGs(持続可能な開発目標)』中公新書 (2020/8/20)129-130頁)。「みらい信金」の支店長,よく聞いてくださいね。
要するに,SDGsの主眼は,目先の利益に目を奪われて,次世代の未来を台無しにすることがないように未来のことを考えて行動しましょうということです。なぜなら,現在の人類の社会・経済活動による消費や環境負荷は,地球1.69個分に達しており,このままでは,人類が地球を食いつぶし,持続不可能な社会となってしまうからです(アメリカは,地球4.97個分の資源消費を行っており,日本も,地球2.76個分の資源消費をおこなっています)。
そこで,私たちの職業倫理に「未来よし」を付け加え,1970年の社会のように,地球一個分の社会・経済活動に抑えようというのが,SDGs(持続的な開発目標)のねらいです(蟹江憲史『SDGs(持続可能な開発目標)』中公新書 (2020/8/20)117-120頁)。
つまり,SDGs(持続的な開発目標)における「持続可能な開発」とは,「将来世代のニーズを満たす能力を損なうことなく,現在のニーズを満たすような開発」のことです。
したがって,SDGs(持続的な開発目標)の趣旨をもう少し具体的に記述すると,「SDGsは,地球の限界を超えない範囲に収まるよう,貧困を終わらせ,誰もが尊厳があり平等に機会が得られるような人生を送ることができるよう,政府,企業および市民社会に対して,全世界的な行動を要請」するもののだといえます。
SDGsの目標(ゴール)は,17項目あります。たくさんありすぎて,なかなか覚えきれません。そこで,これを5つのPという頭文字(People(人間), Prosperity(繁栄), Planet(地球), Peace(平和), Partnership(パートナーシップ))を使って,整理すると,分かりやすくなります。
SDGs(持続的な開発目標)の特色は,全世界に共通の発展目標を示した点にあります。そのような壮大な目標とともに,SDGsは,「一人も取り残されない」というスローガンを掲げているところに特色があります。
従来の発展目標は,全体の水準を引き上げるとか,トップを目指すとか,とかく,全体に目を奪われ,弱者や底辺にいる人々を無視しがちでした。しかし,SDGsの第1ゴールが,「貧困をなくそう」(あらゆる場所のあらゆる形態の貧困を終わらせる),第2ゴールが,「飢餓をゼロに」(飢餓を終わらせ,食料安定保障および栄養改善を実現し,持続可能な農業を促進する),第3ゴールが,「すべての人に健康と福祉を」(あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し,福祉を促進する),第4ゴールが「質の高い教育をみんなに」(すべての人に包摂的かつ公平な質の高い教育を確保し,生涯学習の機会を促進する),第5ゴールが,「ジェンダー平等を実現しよう」(ジェンダーの平等を達成し,すべての女性および女の子の能力強化を行う)というように,「一人も取り残されない」ように,すべての弱者の尊厳を取り戻すことに重点が置かれています。
日出町においても,このような視点から,項目を「健康支援」,「限界費用ゼロ社会への接近」,「子育て支援」に絞り込んで,若い世代が押し寄せるような町づくりを進めていくべきではないかと考えています。
日出ロータリークラブも,そのような社会の実現を目指して,日出町と協力をしていきたいと考えています。
・落合陽一『2030年の世界地図帳-あたらしい経済とSDGs,未来への展望-』SBクリエイティブ(2019/11/22)
・蟹江憲史『SDGs(持続可能な開発目標)』中公新書 (2020/8/20)
・南博=稲場雅紀『SDGs-危機の時代の羅針盤』岩波新書(2020/11/20)
・ドナ・ヒックス(ノ・ジェス (監修), ワークス叔悦 (訳))『Dignityディグニティ 』幻冬舎
・大川繁子『92歳の現役保育士が伝えたい親子で幸せになる子育て』実務教育出版 (2019/9/11)
・幕内秀夫『子どもをじょうぶにする食事は,時間も手間もかからない』ブックマン社(2019/10/10)
・リヒテルズ直子(監修・出演)『明日の学校に向かって-オランダ・イエナプラン教育に学ぶ-』グローバル教育情報センター(2015)
・リヒテルズ直子『今こそ日本の学校に!イエナプラン実践ガイドブック』教育開発研究所(2019/9/1)
・リヒテルズ直子『手のひらの5円玉-私がイエナプランと出会うまで-』ほんの木(2020/10/21)
・新井紀子『AI vs. 教科書が読めない子どもたち』東洋経済新聞社(2018/2/15)
・新井紀子『AIに負けない子どもを育てる』東洋経済新報社(2019/9/19)
・波頭亮『AIとBIはいかに人間を変えるのか』幻冬舎(2018/2/28)
・渡辺信一『AIに負けない「教育」』大修館(2018/8/1)
・石戸奈々子編『日本のオンライン教育最前線-アフターコロナの学びを考える』明石書店(2020/10/1)
・ジェレミー・リフキン(柴田裕之訳)『限界費用ゼロ社会-<モノのインターネット>と共有型経済の台頭-』NHK出版 (2015/10/27)
・ジェレミー・リフキン(柴田裕之=伊藤陽子訳)『スマート・ジャパンへの提言-日本は限界費用ゼロ社会へ備えよ-』NHK出版(2018/4/25)
・L・ランダル・レイ(中野 剛志=松尾 匡・解説, 島倉 原=鈴木 正徳・訳)『MMT現代貨幣理論入門』東洋経済新報社 (2019/8/30)
宇佐RC | 2月 4日(木)の例会は休会します |
2月18日(木)の例会は休会します | |
2月25日(木)の例会は休会します | |
大分臨海RC | 2月 8日(月)の例会は休会します |
2月22日(月)の例会は休会します | |
湯布院RC | 2月 9日(火)の例会は休会します |
2月23日(火)の例会は休会します | |
杵築RC | 2月 9日(火)の例会は休会します |
2月23日(火)の例会は休会します | |
大分RC | 2月 9日(火)の例会は休会します |
2月23日(火)の例会は休会します | |
大分城西RC | 2月10日(水)の例会は休会します |
2月24日(水)の例会は休会します | |
大分東RC | 2月11日(木)の例会は休会します |
2月25日(水)の例会は休会します | |
大分中央RC | 2月23日(火)の例会は休会します |
中津平成RC | 2月の例会は全て中止します |
これまでの経緯、日出町役場の中での動きをまとめました。
そもそもの始まりですが、昨年の1月3日にWHOが中国湖北省武漢市で原因不明の肺炎が発生したと発表しました。このあたりからコロナウイルスが始まるのですが、この頃は「原因不明の肺炎」としての呼び方でした。1月16日に日本人初の感染症が見つかりました、この人は武漢市からの帰国者、横浜の方でした。
また私事の体験ですが、1月下旬に東京に出張して地下鉄に乗っても、マスクをしている人は本当にまばらでしたが、2月になり別府のドラッグストアにまいりますとマスクの棚だけ商品がごそっと無くなっていて、2週間ほどで強い関心をお持ちの方が増えたと思った次第です。
1月30日に政府は新型コロナウイルス感染症対策本部を設置いたします。この時点の国内での感染者は8名という状況でした。この対策本部は新型インフルエンザ等対策特別措置法の対象になれば緊急事態宣言が出せる仕組みになっているのですが、内閣府はそれほど強い危機感はもっていなかったのではないかと思います。
2月20日 このころ厚生労働省からイベントの必要性を感染防止の観点から検討してほしいと言うメッセージがあり、町の中に感染症危機管理部を作り、情報の共有、県内で発生した時の対応、町のイベントの取り扱い、主催し実施する場合の感染防止の対策などはかり、この結果、老人クラブの芸能大会とか魚見桜祭りの中止を致しました。この時、日出町備蓄マスクの提供を行いました。
2月25日 隣県で感染者が見つかり、大分県で対策本部の設置をいたしました。
2月28日 国の対策本部からの要請を受けた県からの通知を受け、2月28日に日出町の新型コロナウイルス対策本部の設置をいたしました。この時決まったことは県立学校の臨時休校、卒業式の出席者の制限など致しました。ただ幼稚園、保育園、こども園、児童クラブの制限はありませんでした。中央公民館、トレーニングルーム等に閉館、自粛を要請いたしました。
3月3日 大分県初の感染者が確認され、ただちに公民館、保健福祉センター、川崎体育館の閉館、グラウンドでの行事の自粛、外出の自粛の呼びかけを初めていたしました。また万が一、役場内での発生した場合の消毒体制の整備。また各事業所から感染し、対応できない場合の消毒体制の整備をいたしました。
3月13日 新型コロナ特別措置法が成立し、緊急事態宣言が発出できる法改正です。町内で発生した場合の対応の確認をしました。この頃「三密」という言葉が出てきました。
3月20日 大分医療センターでクラスターが発生いたします。町では公共施設の閉館の継続を決定、またこのころ城下カレイ祭りの中止の決定を全会一致の判断で決定しました。
4月になり新年度、新体制となりました。この頃、政府の方から感染地域のとらえ方の区分けがあり
① 感染拡大警戒区域
② 感染地域
③ 不確認地域(直近1週間に感染の報告がない)
を受け、注意しながら実施しても良いとの扱いになり、議論の結果、5月1日から中央公民館、地区公民館、中央体育館、図書館の開館を一旦決定しましたが、
4月7日 緊急事態宣言(7都府県)が発出されます。
4月16日 感染経路不明者が出ます。これを受け4月20日から5月6日まで小中学校の休校を決定、中央公民館、図書館を閉鎖の決定をした訳です。また県の方から県をまたぐ移動の自粛、屋外公園等での自粛要請を行ってまいりました。
5月4日 GW中、緊急事態宣言の延長を受け、緊急事態宣言以外の地域でのイベントも少人数でOKとの事でした。GW明けの5月15日小中学校の通常登校にします。
5月25日 全ての県での緊急事態宣言の解除を受け、施設の大幅緩和を決定、イベント規模の緩和、ただし県をまたぐ移動の自粛は継続です。この頃から「新しい生活様式」という言葉が使われはじめました。
7月30日 大分県で98日ぶりに県内の感染者が確認されました。コロナ対応の再確認を致しました。
11月に入ると新型コロナ、インフルエンザの流行期になり、12月4日 町内初の感染者が出ます。この頃は感染拡大阻止もさることながら、人権への配慮が問題になってきました。
***
緊急経済対策に移らせていただきます、国の補助方針は全部で71事業あります。
テイクアウトの取り組み 町内飲食店舗51店の参加『ひじ YEAH EAT(イエイート)プロジェクト』
中学生以下の生徒には一人5000円分の券を発行しました。
特別給付金
最初は30万円という話でしたが、急に国民全員に10万円になったことは皆様に知れ渡ったお話だと思います。些細なことですが封筒の確保が大変でした。5月11日からスタートし6月18日には町民の98%に届ける事が出来、県内でもかなり早い対応だったと思います。
事業者対策として緊急経済融資額の3%の補助
町内264業者から270件 約4800万円を行いました。この時同時に、融資の返済期間の延長に伴う利息の補助も行いました。店舗を借りておられる事業主様には賃借料(家賃)の補助、また店舗を自前でお持ちの事業主様に対しては光熱費の補助を行ってまいりました。
雇用維持支援事業 従業員を維持している事業者様に対する補助金
持続加給付金
申請が難しいとのご指摘があり、中小事業者申請事業委託事業として商工会に委託しました。また社会保険労務士の方々もこの事業を行えるようにしました。
プレミアム商品券『ひじまちKIRARIプレミアム商品券』
1万円で1万3000円の商品券を1万2000冊発行いたしました。
宿泊事業 町内8施設
『日出まんぱく(日出10,000泊)』1人3000円の補助
町内経済はおおむね何とかきているんじゃないかなと思いますが、ここにきてまた緊急事態宣言が発令されました。大変厳しい状況ですが、これからも出来るだけのかたちでお支え、ご支援を行っていきます。日出ロータリークラブ会員様には引き続きのご協力をよろしくお願いします。
ご清聴ありがとうございました。
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(田中真明会員からの質問)町内の経済については業種によっては偏っていますが、まずまず安定しているのではないかと思います。今後の施策で何かあればお聞きしたいと思います。
(本田博文様より)議会、商工会、農業漁業の皆様方よりご要望をお聞きしておりますが、いま、これと言って申し上げる段階のものは御座いません。
(鈴木貫史会員からの質問)ワクチン接種について
(本田博文様より)鈴木先生をはじめ、医療関係者の皆様方にはワクチン接種に際して今後いろんなお力をお借りすることになろうかと思います。役場の中にもワクチン接種対策室を設けました。国の制度設計がまだ固まってなく、決まっていない事が多いです。また取り扱いが難しいワクチンの様で、都合よく皆様が会場に来てくれるものかと、私も実は心配しております。予約など、円滑に行なえる様、皆様方のご協力をお願いしたいと思います。
(山田滋彦会員より)どこで行うのか、何ヶ所で行うのかとか、個別の病院で行うのかとか、先のことで分かりませんが、私はワクチン接種は5月か6月頃になるのではないかと思っています。そこまで十分に段取り等、検討して頂きたいと思います。
(本田博文様より)おっしゃる通り、まだまだワクチン接種に関して固まらない部分が多いのですが町民に安心して接種していただけるようにいたします。
(加賀山茂会長・事務局まとめ)