事務局 〒879-1506 | |||
大分県速見郡日出町3904-6 | |||
医療法人 久寿会 鈴木病院 | |||
TEL : 0977-73-2131 FAX : 0977-73-2132 | |||
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会長 | 加 賀 山 茂 | ||
副会長 | 佐 藤 雪 | ||
幹事 | 秋 吉 尚 康 | ||
公共イメージ委員長 | 佐 藤 英 隆 |
例会日 | 火曜日 | 19:00 | |
会 場 | 日出町 | ホテル&リゾーツ別府湾 |
■出席報告 | 吉弘秀二会員 | ||
会員総数 | 19名 | ゲスト | 2名 |
会員出席数 | 11名 | ビジター | 0名 |
会員出席率 | 57.9%(11/19) | 出席者数 | 13名 |
前々回出席率 | (8月18日) 61.1%(11/18) |
修正出席率 | (8月18日) 61.1%(11/18) |
100%連続回数 | 0回 | 100%通算回数 | 375回 |
出席免除会員 | 山田滋彦会員、上野公則会員 |
● メイクアップ | |
事前 | |
事後 | |
● 欠 席 | 穴井伸一会員、河野健二会員 奥村元一会員、佐藤 雪会員 佐藤貴代会員、鈴木貫史会員 田村 悟会員、田中真明会員 |
点鍾 | 19:00 |
ロータリーソング | 我等の生業 |
ゲスト | 安倍雅宏様 三代正和様 |
ビジター |
日出RC会長 加賀山茂
共感する脳のジレンマ
これまでの会長の時間では,ロータリークラブの基本的な理念について,第1回目に「四つのテスト」の意味,第2回目に「ロータリーの目的」の意味,第3回に「五大奉仕部門」,第4回に,「公平とは何か」について,タクシーの相乗りの場合の料金の公平な負担について検討させていただきました。そして,いずれの回においても,本年度のRI会長(Holger Knaack氏)のテーマである「ロータリーは機会の扉を開く」を活用させていただき,3つの扉の色に即して,赤い扉は,「親睦(和らぎ睦び)」として,黄色の扉は,「職業倫理の向上」として,青の扉は,「次世代への奉仕活動の実践」として整理させていただきました。
今日は,ゲストに杵築日出警察署の安倍雅宏署長と三代正和様をお迎えしております。私たちが安全な生活を送れているのは,警察の方々のお陰です。そこで,今日は,ロータリークラブの基本理念そのものではありませんが,最近の脳研究から明らかになってきた,私たちの脳の働きが,一方で,親睦,安全,そして平和をもたらすとともに,喧嘩,危険な争い,戦争をも引き起こしていることについて,話してみたいと思います。
ミラーニューロンは,霊長類等の高等動物の脳(大脳皮質の前頭葉の下前頭回)に備わったとても重要な機能を持つ神経細胞です。この神経細胞の働きによって,ヒトはまるで鏡を見ているかのように,他の個体の行動をみて,自分自身も同じ行動を取っているかのように反応することができます。このため,この神経細胞は,「物まね細胞」とか,「共感する細胞」と呼ばれています。
このミラーニューロンという神経細胞の作用によって,一方で,人は,「不幸な人を見てもらい泣きをする」とか,「微笑みを微笑みで返す」とか,「プレゼントのお返しをする」など,人間関係を良い方向にもっていくことができます(田淵俊彦=NNNドキュメント取材班『発達障害と少年犯罪』新潮新書(2018/5/16))。
しかし,このミラーニューロンの作用によって,他方で,人は,「やられたら,やり返す」,「陰口を言われたら,陰口で返す」という人間関係を悪くする方向にもっていく方向に突き進むこともできます。むしろ,人は,「贈物をされたら贈り返す」よりも,「やられたら,やり返す」という方向に向かう誘惑に抗えないのです。「やられたらやり返す」という衝動に駆られて理性を失った人は,「自分より強い敵からは逃走する」か,それとも「自分と同等か弱い敵に対しては闘争する」か,という本能に従った行動に出てしまうのです(ドナ・ヒックス『Dignityディグニティ 』幻冬舎(2020/3/2)40頁)。
このため,私たちは,無意識のうちに行動すると,つまり,本能のままに行動すると,共感にあふれた美しい世界を創造することができるとともに,攻撃とその復讐に明け暮れる悲惨な世界へと陥る危険性をも併せ持っていることになります。
そうだとすると,私たちが,平和な世界を構築しようとすれば,鏡のように「相手に共感する」という美しい心を伸ばすとともに,「やられたらやり返す」という危険な心を自制する必要があります。
しかし,実は,このことは簡単ではありません。むしろ,マスコミをにぎわすニュースを見ていると,「やられたらやり返す」,さらには,「やられる前にやっつける」という衝動に駆られて生きている人の方が多いように思われます。
衝撃的なニュースから離れて,穏健な立場から考えてみても,私たちは,「強い敵からは逃走するが,同等か弱い敵とは闘争するという」本能的な行動に出ることが多いように思われます。
警察の任務が困難に満ちているのは,私たちの心が,良い方向で「共感し,助け合う」という美しい心を持つと同時に,悪い方向で共感し,「やられたら,やり返す」,「やられる前に攻撃する」という困った心をも併せ持っているからでしょう。
このように「共感する」という美しい心とともに,「やられたらやり返す,やられる前に先手を取る」という困った心を併せ持つ人間の心をどのようにして良い方向に導いてくのかというのは,私たちに課せられた永遠の課題であり,日出ロータリークラブとしても,この課題に少しずつ挑戦していきたいと考えています。
というわけで,今回は,警察という立場で,人間の困った行動に対して,どのような取組みをなされているのかという点を含めて,警察が果たしている役割の大きさとともに,その難しさについて,お話をしていただきたく存じます。
別府北RC | 9月 9日(水)の例会は『例会場の都合』の為、『12:30~悠彩の宿 望海』へ変更します |
9月16日(水)の例会は『例会場の都合』の為、『18:00~割烹旅館 もみや』へ変更します | |
大分城西RC | 9月 9日(水)の例会は『通常例会』とします |
湯布院RC | 9月22日(火)の例会は『休会』します |
9月29日(火)の例会は『早朝例会』の為、『06:30~総合グラウンド』へ変更します | |
別府東RC | 9月24日(木)の例会は『観月会』の為、『同日 時間・場所未定』へ変更します |
別府RC | 9月25日(金)の例会は『休会』します |
大分1985RC | 9月28日(月)の例会は『通常例会』とします |
監督会議が8月21日(金)・9月4日(金) 両築別邸にて開催され、21日は上野、4日は秋吉・上野が出席致しました。
別紙(会員にはメール配信済)の通り決定しましたのでご覧になってください。例年と違うのは、土曜日開催となっていますのでお気を付け下さい。閉会式も懇親会会場と違い、競技終了後に行う予定です。
社会・国際・公共イメージ合同セミナーが、11月7日(土)に開催されます。また、職業奉仕セミナーが11月21日(土)に開催されます。出席義務者を含め多くの方々の出席をお願いします。
次週9月15日の例会終了後、委員会を開催したいと思いますので、委員会のメンバーは、ご出席をお願いします。
昨年度、日出クラブで米山奨学生のカウンセラーをしておりました石和・臼杵会員の2名が、本日、別府の溝部学園短期大学の留学生の卒業式に参加しました。
コロナの為、来賓や家族の出席もままならず一生に一度という嬉しい記念日なのに少し残念な想いがしましたが、学園の御努力で温かい催しになっていました。
色々な国の民族衣装で出席している学生に違う世界を感じました。ディルキ・ターラカも石和会員が日本の着物を着付け、とても美しく、彼女の嬉しさが伝わってくる様でした。
最後に学園の学長や教職員、卒業留学生と一緒に写真の撮影にも加わりました。
一年間、米山奨学生のお世話をしていて良かったと、改めて思いました。
宮﨑仁史会員(W): | 9月7日は、家内の誕生日でした。クラブよりお花を台風で大変な中お届け頂きました。誠にありがとうございました。お蔭様でホテルは、台風被害は軽微で済みました。 |
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臼杵德二会員(W): | 本日は杵築日出警察署の署長 安倍様に日出クラブに卓話をして頂きありがとうございます。一生懸命、耳を傾けたいと思います。また、米山奨学生のディルキ・ターラカの卒業式に出席出来た事、大変嬉しく思います。 |
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石和桂子会員(W): | ディルキさんの卒業式に臼杵さんと出席致しました。 |
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山田滋彦会員(T): | 本日は杵築日出警察署長 安倍氏の外来卓話ですので、久しぶりに例会出席しました。また、会員の中には、現在コロナ禍の中、なるべくクラスターでの飛沫を避けるためマスクを着用されてない方が多数見られますが、特に自覚されて着用をお願いします。 |
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加賀山茂会長(T): | 児童家庭支援センター「ゆずりは」の訪問
2020年9月7日(月),台風第10号が通過して暴風雨が収まったので,私は,予定していた児童家庭支援センター「ゆずりは」の見学に出かけました。行きと帰りは,日出町にお住いのセンター長の車に同乗させていただきました。 私が,児童家庭支援センターを訪問した第1の目的は,先月が「会員増強及び拡大月間」だったこともあって,日出クラブの会員増強のため,センター長に会員になっていただくための勧誘活動です。 児童家庭支援センターでは,出勤してこられた社会福祉法人の理事長とも懇談する機会を与えられましたので,私は,センター長を日出クラブの会員としてお迎えしたい旨を伝えました。幸いにも,社会福祉法人の理事長のお父上が,大分キャピタルのチャーターメンバーであったため,理事長は,ロータリークラブの活動に対して非常に好意的でした。そして,本人の意思が固まればという条件で,日出ロータリークラブの会員になることの了承を得ることができました。 もっとも,本人のお仕事は,たいへんな激務であるため,本人の意思が固まるには,今後も気長に説得を続ける必要がありそうです。 児童家庭支援センターを訪問した第2の目的は,今月が「基本教育と識字率向上月間」であることもあって,日出クラブの将来の事業計画の中に,子どもの貧困問題,発達障害を持つ子供たちの教育支援を奉仕活動の一環として取り入れることができるかどうかを検討するためです。 出勤しておられた心理士・社会福祉士の方を交えて,わが国の子どもたちの抱える問題について議論し,情報交換を行いました 以上が,「会員増強及び拡大月間」と「基本教育と識字率向上月間」に即した,私のロータリークラブ活動の報告です。 今回もトリプルでお願いします。 |
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安倍雅宏・杵築日出警察署長は,外来卓話において,以下の点について,詳しく説明されました。
1.日出町の治安状況は,概ね平穏で,昨年に比べても刑法犯の発生件数はおおむね減少しています。
ただし,自転車窃盗,特殊詐欺(振り込め詐欺,電子マネー詐欺)は,増加しています。特に,特殊詐欺については,被害者は,概ね高齢者が多いが,47歳の女性が高額の被害に遭うという事例も生じており,身に覚えのない電話やメールが届いた場合,おかしいと思ったら,家族や警察に相談するように呼び掛けていただきたい。
2.交通事故については,発生件数は減少しているものの,死亡事故は増加しています。
日没が早くなる今後は交通事故が増加する傾向があるため,9月の交通安全週間には,日出クラブの会員の皆様のご協力をお願いします。
3.いわゆる「あおり運転処罰法(道路交通法の改正,および,自動車運転死傷処罰法の改正)」が6月30日から施行されました。今回,道路交通法の改正によって,あおり運転が「妨害運転罪」として新たに規定され,他の車両の通行を妨げる目的の車間距離不保持,急な割り込み,不必要な急ブレーキなど10類型が「あおり運転」とみなされ,取り締まりの対象となりました。あおり運転の10類型は,以下の通りです。
1)車間距離を極端に詰める(車間距離不保持)
2)急な進路変更を行なう(進路変更禁止違反)
3)急ブレーキをかける(急ブレーキ禁止違反)
4)危険な追い越し(追越しの方法違反)
5)対向車線にはみ出す(通行区分違反)
6)執拗なクラクション(警音器使用制限違反)
7)執拗なパッシング(減光等義務違反)
8)幅寄せや蛇行運転(安全運転義務違反)
9)高速道路での低速走行(最低速度違反)
10)高速道路での駐停車(高速自動車国道等駐停車違反)
これらのあおり運転の処罰については,3年以下の懲役または50万円以下の罰金/免許取り消しで2年間再取得不可/違反点数25点となります。
さらに,高速道路などで相手の車両を停車させるなど、著しく危険な行為があった場合は,罰則がもっと重くなって,5年以下の懲役または100万円以下の罰金/免許取消しで3年間再取得不可/違反点数35点となります。
なお,皆様よくご存じの通り,8月18日には,日出町民(46歳)が10号線上(別府)で「あおり運転」を行い,全国で最初に逮捕されるという不名誉な事件が生じました。
あおり運転は,追い抜かれたので危険な追い越しをしたとか,急な割り込みをしたとか(やられたのでやり返した)ということが,あくまで加害者の言い分にすぎませんが,そのようなことが言われています。
自動車の運転においては,思いやりの精神,譲り合いの精神が必要です。そして,被害を証明するためには,ドライブレコーダーが有効です。いずれにせよ,心にゆとりをもって安全運転を心がけていただきたいと思います。
(加賀山会長まとめ)
杵築日出警察署 三代正和様 | 謝辞を述べる加賀山会長と署長 安倍雅宏様 |