事務局 〒879-1506 | |||
大分県速見郡日出町3904-6 | |||
医療法人 久寿会 鈴木病院 | |||
TEL:0977-73-2131 FAX:0977-73-2132 | |||
Mail:info@suzuki-hp.or.jp | |||
会長 | 吉 弘 秀 二 | ||
副会長 | 佐 藤 英 隆 | ||
幹事 | 臼 杵 徳 二 | ||
広報委員長 | 佐 藤 英 隆 |
例会日 | 火曜日 | 19:00 | |
会 場 | 日出町 | 別府湾ロイヤルホテル |
■ 出席報告 | 上野浩伸会員 | ||
会員総数 | 16名 | ゲスト | 2名 |
会員出席数 | 12名 | ビジター | 1名 |
会員出席率 | 80.0% | 出席者数 | 15名 |
前々回出席率 | (9月1日) 68.8% |
修正出席率 | (9月1日) 68.8% |
100%連続回数 | 0回 | 100%通算回数 | 373回 |
出席免除会員 | 山田滋彦 |
● メイクアップ | |
事前 | |
事後 | |
● 欠 席 | 山田滋彦会員、原田順二会員、河野哲章会員、森博美会員 |
点鍾 | 19:00 |
ロータリーソング | それでこそロータリー |
ゲスト | 姫野次生様(杵築日出警察署長) 満田裕司様(杵築日出警察署総務課長) |
ビジター | 福田幸夫様(くにさきRC) |
会長 吉弘 秀二
皆さん今晩は、本日は杵築日出警察署の姫野次生署長様をお迎えして卓話を頂きます。姫野署長様には、公私共にお忙しい中、私共日出クラブにご出席を頂き誠に有難うございます。後程 卓話の方をよろしくお願い致します。
最近また自然災害の話題が多くなり災害の怖さと予防対策の必要性を改めて思い知らされます。台風18号の影響による関東・東北の集中豪雨で、9月10日鬼怒川の堤防が決壊し、多くの方が犠牲になりました事はご存じかと思います。尊い人命や家屋、家財が失われました。地震もそうですが、今回の集中豪雨災害も怖いものと思い知らされました。また昨日の午前9時43分ごろ阿蘇山中岳で噴火が起き、発生警戒レベル3に引き上げらえました。火口の周辺には大きな噴石が飛んでいるのが確認されたそうです。今後も注意が必要のようです。
日出町には災害の起きるような大きな川もないようですが、それでも常日頃から注意は必要です。そこでこれだけは知っておきたい水の力を御紹介したいと思います。「水の力はとても大きい。その特性を知っておくことが備えの第一歩です」水の力は水の深さと流れの速さに大きく左右されます。プールの中で歩くと前に進みづらいのは水圧のせいです。水圧は「水深の二乗」に比例するので、水深が二倍になると水圧は4倍に、「水深が50㎝を超えると、成人男子でも何かの拍子にバランスを崩し転ぶ可能性が出てきます」幅80㎝の一般的なドアにかかる水圧は水深10㎝で4㎏、30㎝で36kg、50㎝では100kgにもなる。約800人を対象にした実験では、小学生を含めた全員が開けられるのは水深10㎝まで、30㎝になると力の弱い女性や高齢者など、成人でも開けられない人がいたそうです。
水の力は「流速の二乗」にも比例すします。流速が2倍になると水の力は4倍になります。増水時の川の流れと同じくらいの毎秒2mを超えると、水深が10㎝でも手摺などにつかまらないと歩けなくなるようです。水も状況によっては怖いものです。
以上で会長の時間を終わります。
くにさきRC | 9月16日(水)の例会は『観月例会』の為、18:30~『料亭「東(サキ)」』へ変更 |
湯布院RC | 9月16日(水)の例会は『早朝例会』の為、AM6:30~『山崎グラウンド』へ変更 |
大分城西RC | 9月16日(水)の例会は『夜の例会』の為、18:30~へ変更 |
別府北RC | 9月16日(水)の例会は『創立「50周年記念式典リハーサル例会』の為、12:30~『杉乃井ホテル』へ変更 |
別府東RC | 9月17日(木)の例会は『第13回国際交流ゆかたの夕べ』の為、9月15日(火)17:00~『別府大学・本館520教室』へ変更 |
大分東RC | 9月17日(木)の例会は『夜の例会』の為、18:30~『丸福』へ変更 |
10月29日(木)の例会は『大分南RCとの合同夜の親睦例会』の為、18:30~『丸福』へ変更 | |
宇佐RC | 9月17日(木)の例会は『観月例会』の為、18:30~『米沢観光園』へ変更 |
中津平成RC | 9月17日(木)の例会は『観月例会』の為、18:30~『米沢観光園』へ変更 |
中津RC | 9月23日(水)の例会は定款第6条第1節に基づき休会 |
大分臨海RC | 9月28日(月)の例会は『職場例会・新会員歓迎例会』の為、18:30~『Bar、TIME』へ変更 |
10月12日(月)の例会は国民祝日のため休会 | |
大分RC | 10月6日(火)の例会は『リレー・フォー・ライフ例会』の為、10月10日(土)へ変更 |
10月13日(火)の例会は『新会員歓迎夜の例会』の為、18:30~『アリストンホテル大分』へ変更 | |
大分1985RC | 10月12日(月)の例会は国民祝日のため休会 |
大分中央RC | 10月13日(火)の例会は『職場例会』の為、12:30~『場所未定』へ変更 |
大分南RC | 10月16日(金)の例会は『野外家族例会』の為、10月18日(日)へ変更 |
10月30日(金)の例会は『大分東RCとの合同夜の親睦例会』の為、10月29日(木)18:30~『丸福』へ変更 |
皆さん今晩は、先週の例会には出席できなくて申し訳ありませんでした。さて9月7日の別府北RCとのソフトボール練習試合はお疲れ様でした。試合結果は我が日出RCは一生懸命頑張って試合を致しましたが、今一歩の力不足で負けました。しかし、11月1日(日)の別府近隣7RCソフトボール大会での優勝を目指すのには、もう一度練習試合をして頑張りましょう。そこで、今度の10月13日(火)は親睦例会と成っていますので、会場を黒岩グランドに変更しての例会です。その後にはいつも日出クラブ会員チームにご協力をして頂いているS病院のチームの力を借りながら本試合に向けて頑張りましょう。
鈴木貫史会員(T): | 大分県安全運転管理協議会より当事業所が3年間の無事故無違反の優良事業所として県表彰されました。9月4日、私の代理として、先日別府中央RCとのソフトボール練習試合にも参加した河野光博(安全運転管理者)が出席表彰されました。 |
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本多和夫会員(W): | 仕事が忙しかったのと体調不良もあり、例会欠席が続き申し訳ありませんでした。また、先日の日曜日には家内の誕生日でロータリーよりお祝いのお花を頂き、ありがとうございました。 |
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皆さん今晩は。只今ご紹介にあずかりました杵築日出警察署長の姫野です。どうぞよろしくお願いいたします。
本日はお招き頂き、誠に有難うございます。若干、自己紹介をさせて頂きますと、本年3月の定期異動で警察本部の会計課長から就任を致しました。出身は中津市で、現在、家族を大分市内に残し、単身赴任中であります。
話は苦手でありますが、本日は、現在、社会問題となっている「特殊詐欺の現状と対策について」卓話をさせて頂きます。
特殊詐欺の手口から、被害状況、犯行グループの構造等、順を追って説明させて頂きます。
■ 特殊詐欺の手口
まず、特殊詐欺とは、被害者に電話をかけるなどして対面することなく信用させ、指定した預貯金口座への振り込みその他の方法により、不特定多数の者から現金等をだましとる犯罪の総称をいいます。
手口については「振り込め詐欺」と「振り込め詐欺類似詐欺」に分けられます。
振り込め詐欺は、「オレオレ詐欺」、「架空請求詐欺」、「融資保証金詐欺」、「還付金詐欺」の4種型をいいます。
オレオレ詐欺は、皆さんご承知のとおり、親類を装うなどして電話を架け、会社における横領金等の様々な名目で現金が至急必要であるかのように信じ込ませ、動転した被害者に指定した預貯金口座に現金を振り込ませるなどの手口による詐欺をいいます。
また、振り込め詐欺類似詐欺には、パチンコ必勝やLOTO6の当選番号を教えるといったギャンブル必勝情報等提供名目の手口があります。
■ 特殊詐欺の被害
この表は、全国の特殊詐欺の認知状況を示したものです。平成15年5月以降、オレオレ詐欺の発生が目立ち始めました。平成16年の2万5667件をピークにご覧のようになっております。本年6月末の認知件数は、約7千件となっております。昨年の同期比より1000件近く増加傾向にあります。
この表は、全国の特殊詐欺の被害額を示したものです。平成16年は、284億円で、昨年は、過去最高の566億円の被害となっております。本年6月末の被害状況は、237億円となっております。昨年同期比より約30億円ほど被害額が減少しております。
この表は、大分県下の平成16年度以降の認知状況を示したものです。平成24年以降は被害届プラス相談件数をあわせたものを計上しております。
本年6月末の認知状況は、115件となっております。一方、当署管内は昨日現在、8件となっております。
この表は、大分県下の被害額について示したものです。被害が多かったのは、平成19年の約1億2000万円でした。その後は、件数と同じく年々減少し、件数は平成23年が最低でしたが、被害額はその前年の平成22年に1785万円まで、押さえ込むことが出来ていました。ところが、その後は増加に転じ、平成24年は過去最高額を更新し、昨年の被害額は6億1千万円を記録しました。一方、当署管内は、昨年現在、約5千500万円の被害であります。なお、今まで見て頂いたグラフは、あくまでも警察が被害届として受理した件数と被害額となります。全国的な統計では、各県とも同じベース(基準)で統計をとる必要があり、あくまでも被害届として正式に受理した分を統計として公表しています。
しかし、実際には、身内や知人に知られたくないという理由で、被害届を出さない方も多数おられることから、大分県では、平成24年から被害届以外の相談で受理した既遂被害についても集計を行い、マスコミにも公表しています。
■ 犯行グループの構造
犯行グループの構造は、特殊詐欺の犯行グループは、「リーダー」や「中核メンバー」を中心として
○ アジトから電話を繰り返しかけて被害者をだます「架け子」
○ 自宅等に現金等を受け取りに行く「受け子」
○ 振り込まれた現金をATMから出金する「出し子」
等が役割を分担しております。
犯行グループは、サラ金利用者や生活困窮者、水商売のホステス、中には高校生等、ありとあらゆる者を、「受け子」や「出し子」としてスカウトし、犯行に加担させております。「出し子」等が受け取る1回の成功報酬は2万円程度ですが、現行犯逮捕されるケースが高く、代償は極めて高いものとなります。これら被疑者を取り調べますと、罪悪感が極めて低いのが現状です。
事件捜査上の課題としては、これら犯行グループは、グループ内でも連絡の痕跡を残さないようにしているため、全容の解明が極めて困難となくっております。また、犯行グループは、マンスリーマンションを利用するなど、アジトを転々としており、摘発を難しくしております。このため末端被疑者は検挙できたとしても、組織中枢部を検挙できていないことが課題となっております。トカゲの尻尾切りの状況にあります。
なお、犯行グループの背後には、暴力団関係者や不良外国人が多数関与しております。犯行グループ自体の実態がつかめていないのが実情です。
■ 犯行に悪用される様々なサービス
特殊詐欺の犯行には、犯行の態様に応じて様々なサービスが悪用されております。被害者への連絡手段として、他人名義携帯電話、電話転送サービスやレンタル携帯電話が悪用されております。
また、被害金の受け渡しの手段として、郵便や宅配便、他人名義の預貯金口座、私設私書箱等が悪用されております。
更に、「道具屋」と呼ばれる組織があり、特殊詐欺の犯行に悪用されることを承知で本人確認が不十分なまま契約された携帯電話や預貯金口座を犯行グループに供給し、これらが犯行に悪用されていることが、被害者の特定を困難にしております。
■ 何故、被害に遭うのか
理由を数点紹介します。
理由の1つ目は、犯行手口の巧妙化です。オレオレ詐欺に例をとりますと、架け子からのアポ電が架かるわけですが、ます、息子を名乗る者が登場します。間髪いれずに、会社の上司役や弁護士役等が登場します。更に、警察官役が登場するなど、劇場型の手口になっております。被害者に考えるいとまを与えません。
2つ目は、被害者の油断です。過去、振り込め詐欺の被害者に対して、アンケート調査を行いました。結果を見ますと、一様に「振り込め詐欺は知っていたが、まさか自分に犯行グループから架電があるとは思わなかった。油断していました。」というものでした。
更には、被害者が「子供が折角就職した会社を首になる。」、「警察に逮捕される。大事じゃ」など、子どもの一大事と考え、親心に付け込まれる。被害者がパニックに陥る。まんまと被害に遭うというものでした。
■ 特殊詐欺の被害防止対策
次に、特殊詐欺被害を無くすためにどうしたらよいか
特殊詐欺対策についてです。
警察では、特殊詐欺から被害を防止するため対策、「予防」と犯行グループを検挙するための対策、「検挙」の両面、2つの対策を講じております。まず、予防面の対策です。
県警の予防面の取組、対策として、
① 犯人と接触させない
② 犯人に騙されない
③ 騙されても現金を渡さない。
といった3本柱の取組、対策を現在、重点的に行っております。
まず、県民と犯人と接触させないための取組です。
1つ目は、昨年10月から実施しております「迷惑電話チェッカー」の実証実験です。このチェッカーには、全国各地から情報が寄せられている「犯人が使用している電話番号」が登録されており、この番号から着信を拒否することができる機能があります。これまでに、県内100台のチェッカーに対して、約4500件(本年7月末現在~1台当たり約45件)の着信拒否が行われている状態です。これが全ての世帯に普及されればかなりの効果があると考えます。
2つ目は、自動警告通話録音装置の無償貸与です。今年の6月1日から運用を開始しました。
3つ目は、高齢者と類推される高齢者の名前を削除して頂くといった取組を行っております。犯人に騙されない取組についてです。犯行グループは、通信販売利用者の名簿等を悪用して犯行を繰り返しています。警察が捜査の過程で押収した名簿には、「留守」、「株をやっている」、「一人暮らし」等、犯行グループが名簿の登載者から聞き出した生活状況等が記載されているものがありました。警察では、これらの登載者に対し、警察官による戸別訪問や、民間に委託したコールセンターからの電話連絡を行い、注意喚起すると共に、具体的手口や予兆電話があった際の対応要領をきめ細かに指導しております。
水際対策についてです。
特殊詐欺の被害金の多くがATMや金融機関窓口を利用して送金又は出金されていることから、金融機関職員等による顧客への声掛けは、被害防止のために極めて重要であります。このため金融機関等関係機関と協定を結び、水際対策を強化しております。この協定により、金融機関等の職員と協働で行う訓練等により声掛けを促進するなどしております。
また、年休支給日の警戒として、防犯パトロール隊と協働してATM利用客等に対する声かけ、注意喚起など様々な対策を行っております。
■ 特殊詐欺の検挙対策
1つ目が、「騙された振り作戦」の展開です。
警察では、犯人からの電話を受け、詐欺だと見破った方に、騙された振りを続けてもらいます。自宅等に現金を受け取りに現れた犯人を検挙する「騙された振り作戦」を実施しております。また、同作戦により、犯人が悪用する携帯電話や預貯金口座等に関する情報を聞き出します。携帯電話事業者を通じて、携帯電話の利用停止や金融機関に対する口座凍結を行って、犯人ツールの無力かを図る取組も行っております。
もう1つは、「助長犯」の検挙です。
警察では、犯人グループが利用する預貯金口座や携帯電話等を提供した者に対しても、特殊詐欺の犯行を手助けするものとして、積極的に検挙を行っております。
なお、表は本年度県警察の上半期の検挙状況を示したものです。
ちなみに当署では、本年、「騙された振り作戦」を展開して、2件の特殊詐欺事件を検挙しております。
現在、共犯者の逮捕しておりますが。リーダー格を割り出し、犯行グループ壊滅のための突き上げ捜査を実施しているところです。
■ 特殊詐欺の被害に遭わないために
皆さん方をはじめ、ご家族、お知り合いの方が被害に遭わない為に。
これまで犯行の手口が巧妙になっているという話をさせて頂きましたが、特殊詐欺には被害防止のためのキーワードがあります。キーワードを皆さん方で共有して頂くことが重要です。
具体的には
○ ATMで手続きをします。
○ 名義貸しは違法です
○ サイトの料金が未納
○ 風邪をひいて声が変わった。携帯電話の番号が変わった
といったら詐欺です。
万一、特殊詐欺グループからアポ電やメールが届いたりした場合、このキーワードがあれば、特殊詐欺です。1人で悩まずに、警察や家族に相談をして下さい。
また、ご家族、知人の方にもお知らせ下さい。
終わりに。「まもめーる」についてのお願いです。
大分県警察「まもめーる」 e@ansin-oita.jp に空メールを送ってください。
特殊詐欺の発生情報や手口、子供への声かけ事案の発生情報をタイムリーに提供しております。
是非、ご家族にも登録を推奨して頂き、各種犯罪からの被害防止に役立てて頂きたいと思います。
ご清聴有り難うございました。
姫野次生杵築日出警察署長に記念品贈呈 | 福田幸夫様(くにさきRC) |
開催年月日:平成27年9月8日
開催場所:別府湾ロイヤルホテル(例会場)