事務局 〒879-1506 | |||
大分県速見郡日出町3904-6 | |||
医療法人 久寿会 鈴木病院 | |||
TEL:0977-73-2131 FAX:0977-73-2132 | |||
会長 | 山 田 滋 彦 | ||
副会長 | 上 野 公 則 | ||
幹事 | 鈴 木 貫 史 | ||
広報委員長 | 佐 藤 英 隆 |
山田 滋彦
皆様今晩は。今日は日頃より大変ご多忙な日出町長の工藤義見氏をお迎えしましての外来卓話です。工藤日出町長の卓話も今回で通算8回目かと思いますが、後程よろしくお願い致します。
先週はGSE団長カナダのローレンスさんがゲストとして例会訪問され、会員のご婦人の方々には2週続けてのお越しを頂きまして、ありがとうございます。
また彼らは、それぞれ大分第4分区のRCのホームステイに行かれましたが、大分での訪問も今週末で終わり、各自帰国されるようです。今回の訪問で、GSE委員の鈴木会員、また佐藤会員、秋吉会員は色々お世話をして頂きお疲れ様でした。
さて、例年、当クラブで青少年育成の一環として行っています日出ロータリー旗争奪少年野球大会を11月5日に予定していましたが、再三の雨のため中止となりました。残念ですが、今年は日程上無理のように思います。
先日ある週刊誌(週刊現代)を読んでいたら、面白い興味のある記事があったので、ご披露したいと思います。病気と性格の関係ですが、病気には医学が進歩しても分からない事が沢山ありますが、病気を考える上で無視できない要因がありそれが性格であると云う事です。
精神状態は性格に左右されるので、病気と性格は切っても切れない関係にある。
皆様はどんな性格で、どの病気に当てはまりますか?ドクターとしてこのような話をしましたが、一理はあると思いお話ししました。
以上で会長の時間を終わります。
杵築RC | 11月24日(木) | 『新入会員歓迎会』のため18:30~に変更 |
大分南RC | 11月25日(金) | 『夜の例会』のため18:30~『大分センチュリーホテル』へ変更 |
大分城西RC | 11月30日(水) | 『新入会員歓迎会』のため18:30~に変更 |
本年度もこうして、ロータリークラブの例会にお招き頂き、卓話の機会を頂いて、誠にありがとうございます。また、ロータリークラブの会員の皆様には日頃より町政へのご理解とご協力を頂き、重ねて御礼申し上げます。
さて、本日の卓話ですが、まずは日出町の人口についてお話ししたいと思います。お手元の資料をご覧ください。
●日出町の人口・世帯数の推移 資料:国勢調査
男 (人) | 女 (人) | 人口(人) | 世帯数 | |
---|---|---|---|---|
昭和40年 | 9,399 | 10,722 | 20,121 | 4,604 |
昭和45年 | 9,370 | 10,837 | 20,207 | 4,994 |
昭和50年 | 9,537 | 10,789 | 20,326 | 5,420 |
昭和55年 | 10,120 | 11,344 | 21,464 | 5,982 |
昭和60年 | 10,659 | 11,905 | 22,564 | 6,458 |
平成 2年 | 11,155 | 12,434 | 23,589 | 7,142 |
平成 7年 | 11,518 | 12,915 | 24,433 | 7,922 |
平成12年 | 12,488 | 13,654 | 26,142 | 8,996 |
平成17年 | 13,247 | 14,393 | 27,640 | 10,124 |
平成22年 | 13,345 | 14,876 | 28,221 | 10,517 |
●住民基本台帳人口(平成23年10月末現在)
男 (人) | 女 (人) | 人口 (人) | 世 帯 数 |
---|---|---|---|
13,725 | 14,962 | 28,687 | 11,563 |
●前年同月比
人口 | 世帯数 |
---|---|
59人 増 | 138世帯 増 |
一時期と比較しますと、この数年一進一退を続けております。これは、従来とは逆転して死亡者が出生児を上回る傾向になり、一方で転入者が転出者をやや上回るということで、いわゆる社会増によって、人口の増加が維持されています。町内でも少子化、高齢化の傾向は逐年確実に進んでいますが、他市町村で人口の減少があっても、日出町ではさらなる発展策を講じて、人口増加を図り、人口3万人を目指し、町勢の発展を図りたいものです。
次に、日出町の財政状況ですが、日出町の平成22 年度歳入歳出決算が、9 月の第3 回町議会定例会にて認定され、その結果、平成22 年度の一般会計決算額は、歳入89 億1,700 万5 千円、歳出87 億31 万円で、差し引き2 億1,669 万5 千円の黒字決算でした。平成16年度末に減少していた基金(貯金)残高は、平成17年度からの行財政改革の実行により着実に増加してきました。平成22年度の財政運営も順調に推移しています。借金である地方債残高は、この5年間で約15億3,000万円減少し、総額約146億6,000円となっています。
●一般会計 歳入(単位:千円)
平成23年度 9月補正後予算 | 前年同期予算額 | 増減額 | 対前年伸率 | |
---|---|---|---|---|
町税 | 2,708,376 | 2,825,582 | -117,206 | △4.1 |
地方交付税 | 2,260,000 | 2,070,000 | 190,000 | 9.2 |
国県支出金 | 1,888,040 | 1,853,161 | 34,879 | 1.9 |
町債 | 1,025,258 | 1,245,231 | -219,973 | △17.7 |
地方譲与税及び交付金等 | 423,288 | 443,425 | -20,137 | △4.5 |
繰入金 | 427,440 | 181,460 | 245,980 | 135.6 |
その他 | 498,389 | 404,823 | 93,566 | 23.1 |
計 | 9,230,791 | 9,023,682 | 207,109 | 2.3 |
●歳出
義務的経費 | 4,844,142 | 4,747,290 | 96,852 | 2.0 |
---|---|---|---|---|
内訳 人件費 | 2,062,593 | 2,032,328 | 30,265 | 1.5 |
扶助費 | 1,764,257 | 1,705,480 | 58,777 | 3.4 |
公債費 | 1,017,292 | 1,009,482 | 7,810 | 0.8 |
資的経費 | 1,148,336 | 1,212,267 | -63,931 | △5.3 |
その他の経費 | 3,238,313 | 3,064,125 | 174,188 | 5.7 |
計 | 9,230,791 | 9,023,682 | 207,109 | 2.3 |
さて、日出町では中心市街地の活性化を図り、ふれあいと交流により賑わうまちづくりに向け、JR暘谷駅周辺地区と日出城趾周辺地区を相互に関連づけ一体的に整備を進めてきました。日出城趾周辺地区では皆様ご存知の二の丸館が完成し、日出町の交流・観光の中心地として今後も活用していきたいと考えております。また、昨年3月より日出町所有となりしばらく休業致しておりました的山荘も業務委託という形で、本年5月11日より民間の業者が引き継ぎ料亭として営業を再開致しました。多くのファンを持つ的山荘が営業を続けるという事は大変喜ばしい事であります。11月23日(祝)にはイベントを予定しているということですので、お時間がある方は是非お出かけください。
JR暘谷駅周辺整備についてですが、高校跡地では用地を取得し、交差点から暘谷駅までの上下水道の整備、進入道路や街灯の整備を行いました。ケーズデンキもいよいよ明後日、11月10日には開店の運びとなりました。また、9階建ての亀の井ホテルも完成に近づき、平成24年3月に開業予定となっております。これらの大型商業施設が開業することにより、雇用や日出町の振興に大きく貢献するものと期待しております。今後の暘谷駅周辺につきましては、現在暘谷駅舎、駅前広場、線路を南北にまたぐ自由通路など、測量調査や関係者との協議が行われています。調査の状況を見ながら、グラウンド跡部分の活用の検討に入ることになります。
私は就任当初より防災にも力を入れて参りました。特に今年度は、甚大な被害をもたらしました、3月11日の大震災以降、より一層の防災対策が必要となります。これまでに避難訓練、自治区毎の防災組織や防災マップづくり、災害通報メールシステムの導入、消防団の装備改善など種々の対策に取り組んできました。特に、防災通報体制の整備として、平成22年度に9個所に、屋外拡声器の設置を終え、平成23年度中には新たに4個所に設置し、今後も年次計画により最終的に町内41個所に放送塔を配置していきます。また、住民からの要望により町内各所に海抜・標高の標示の看板を今年度中に設置する予定となっております。防災への取り組みの一環と言いますか、独り暮らしのご老人のお宅の冷蔵庫に緊急時連絡先や血液型、連絡先(家族)等を記入したものを貼り、緊急時に対応できるような取り組みも今度行っていきたいと考えております。
この他の町事業につきましては、特に豊岡小学校本館の改築工事は、第一期工事が既に終了し、最終的には従前の建物延べ床面積2,098平方メートルに対し、新校舎は2倍以上の4,610平方メートルの広さとなっており、教育の場にふさわしい見事な学び舎として誕生します。また、施設関係では、日出中学校のグラウンドのフェンス改修、保護者の皆様より要望がございました藤原小学校駐車場・進入路の整備、藤原児童クラブ新設のための施設整備など、各所で教育環境の整備に向けて工事を実施中です。更に、大震災を受けまして、本年度中に日出中学校、大神中学校、藤原小学校の各校舎、大神小・中学校の体育館、各幼稚園の耐震調査を実施し、調査結果に基づいて、平成24年度以降の早い時期に耐震強化事業に取り組んでいきます。また、町民の皆様待望の、警察署前から堀の交差点までの国道10号線の拡張工事も、諸々の問題を解決する事ができましたので、平成25年度中を目標に、今後4車線への拡張工事を進めていく予定としております。
さて、皆様、日出町ではイノシシ、シカ等、様々な野生動物による農林産物被害が生じている事はご存じですか?大分県全体でも農林産物被害が大変な問題となっております。これまで被害の少なかった日出町ですが、最近被害が深刻になり、地域と協力してのイノシシ柵、電気柵、箱わなの設置など、種々のイノシシ対策に乗り出しました。日出町での被害額は、年々増加の一途をたどっています。このため、捕獲や防護柵などの設置に対する助成や、捕獲者に対する報奨金支払制度などを通して、捕獲の奨励を行っています。今年度は、新たに捕獲報奨金を設け、捕獲者に1頭1万5千円の奨励金を支払うことにするなど、多くの方の協力を得ながら対策を強化することにしました。この結果、本年度の捕獲は、現在までの総計は140頭となっています。平成21年度の21頭、22年度の32頭と比較すると格段の成果を挙げています。
ここ何か月か、日出町では殺人事件等、重大な事件が発生し、全国ニュースでも大々的に取り上げられ、すっかり有名になりました。今では日出町(ひじまち)と読める人が増えて参りましたが、何かしら恐ろしい町というイメージがついてしまいそうです。しかし実は日出町は犯罪件数も減少傾向にあり、とても住みやすい治安のよい町であります。この町の将来像を「人と自然が調和したふれあいと活力あるまち」と定め、この5年間、町民皆さまと行政が連携し協働するまちづくりをめざし、前期基本計画に沿って各種施策を実施してきました。町を取り巻く状況が大きく変化する中、計画の見直しを迫られましたが、年間を見通した行政課題を整理し、解決に向けた施策をまとめた、後期基本計画を策定しました。今後も、町民の皆様のご協力とご理解を得ながら、また御意見を頂きながら住みやすいまちづくりをして参りたいと思います。
(日出町報「町政だより」等を参考に講演の一部を編集)
本日は公私とも大変お忙しい中、われわれロータリー会員に日出町の現況や今後の構想について分かりやすく卓話をして頂きましてありがとうございました。
現在日出町は大分県では大分市に次いで人口の増加している町でもあり、また発展している町だと思います。今日のお話の中で誘致された大型ケーズデンキ、また亀の井ホテルの落成も間近のようですし、これで日出町の活性化に拍車がかかり、都市化に向かう一歩だと思います。工藤町長の期待に沿った町造りとなり、我々町民も喜んでいます。
これからも、日出町が繁栄、発展をする町政に携わって下さい。また、町長も健康に充分ご留意されますようお願いします。本日はありがとうございました。
以上で謝意とさせて頂きます。