日出RC 2011-12年度 ロータリーは責任と実行
4つのテスト
事務局 〒879-1506
大分県速見郡日出町3904-6
  医療法人 久寿会 鈴木病院
TEL:0977-73-2131 FAX:0977-73-2132
会長 山 田 滋 彦
副会長 上 野 公 則
幹事 鈴 木 貫 史
広報委員長 佐 藤 英 隆
日出ロータリークラブURL
例会日 火曜日 19:00
会 場 日出町 別府湾ロイヤルホテル
■ 出席報告 瀬口秀吉委員
会員総数 12名 ゲスト 1名
会員出席数 9名 ビジター 0名
会員出席率 75.0% 出席者数 10名
前々回出席率 (10/11)58.3% 修正出席率 (10/11)66.7%
100%連続回数 0回 100%通算回数 366回
出席免除会員 山田滋彦
● メイクアップ  
   事前     
   事後     
● 欠 席 遠藤克尚、加耒清一、本多和夫
点鍾 19:00
ロータリーソング 手に手つないで
ゲスト 米山奨学生 張 瑜さん
ビジター  

会長の時間

山田 滋彦

  皆様今晩は。先週は日出警察署長の卓話でしたが、今月は米山月間ですので、本日は米山奨学生の張 瑜さんに卓話をしていただきます。張 瑜さんは宇佐RC、宇佐八幡RCで卓話されていますので流暢に話されると思います。後程よろしくお願いします。
  さて、皆様最近、テレビ、新聞等でTPPとわけの分からない略字を使って報道されています。TPPとは何でしょうか?TPPに日本参加とかTPP反対などいわれ、政府の方針も二分されていますが、野田総理は参加の方針のようですね。皆様はどう思いますか?TPPとは環太平洋戦略的経済連携協定(Trans Pacific Partnership)の略で太平洋周辺の国々が、自由貿易をしましょうという協定のようです。TPPで自由貿易になれば国外へ輸出するものや、国内への輸入するもの 全て、TPP参加国同士であれば関税が0円となり(国内産業の保護のため、輸入時にかかる税金のこと)メリット、デメリットがある訳です。ちなみに、TPPの現在の参加国はブルネイ・シンガポール・ニュージーランド・チリー・ペルー・アメリカ・ベトナム・マレーシア・オーストラリアです。

 メリット・・・消費者にとって輸入品が安くなる。自動車や機械などの製造業の輸出拡大につながる。
 デメリット・・農業の崩壊、国内生産体制が維持出来なくなる。物だけでなく人、サービスの自由化も含まれるため日本人の職場を失い貧富の差が出てくる。治安の悪化や別の国が出来る可能性(イスラム教徒ばっかり)一度与えた権利を奪うことが難しい。

  また、医療の質や医療費への影響もあり、医療への外資参入などが進めば保険外診療(自由診療)が拡大し国民皆保険が崩壊し、地域医療の崩壊の可能性も出てきます。更に、食品の安全性、金融サービスの自由化による郵便や簡保への影響も出てきます。TPPで一番得する国はアメリカだそうです。日本はAPECまで結論をつけるようですが、どうなることでしょうか?皆様はTPPに賛成しますか、反対しますか?
  以上で、会長の時間を終わります。


幹事報告

本日の予定
  • 『米山奨学生 張 瑜さん卓話』
本日のゲスト及び入会者
  • 米山奨学生 張 瑜さん
  • 佐々木 明氏(別府湾ロイヤルホテル 業務支配人)
今後の予定
  • 11月 1日(火)『瀬口秀吉会員卓話』、RI 6330地区GSE団長(ローレンス・ラチャペル氏)来訪
  • 11月 8日(火)『工藤義見日出町長外来卓話』
本日の配布
  • 週報、ガバナー月信10月号
お知らせ
  • 小川大三郎会員の退会に伴い、別府湾ロイヤルホテルより佐々木明氏が入会となります。
  • 米山記念奨学会より『確定申告用領収書申請についてのお知らせ』が届いております。
  • 中津RCより週報が届いております。
  • 中津中央RCより週報が届いております。
  • 10月21日(金)宇佐八幡RCにて米山奨学生 張 瑜さんが卓話を行いました。
例会変更
別府RC 10月28日(金) 「第3回クラブ協議会」の為18:30~に変更
  11月18日(金) 「シニアとの夕べ」の為18:30~『豊泉荘』に変更
大分RC 11月 1日(火) 「野外家族例会」の為10月30日(日)佐伯・蒲江・つくみイルカ島へ変更
  11月 8日(火) 「GSE歓迎例会」の為18:30~『大分全日空ホテルオアシスタワー』に変更
大分1985RC 11月 7日(月) 「GSE歓迎例会」の為18:30~『にしおか』に変更
大分城西RC 11月 9日(水) 「GSE歓迎例会」の為18:30~『大分東洋ホテル』に変更
大分東RC 11月24日(木) 「夜の例会」の為18:30~『丸福』に変更
中津平成RC 11月 3日(木) 法定休日により休会
  11月24日(木) 「向笠公園清掃例会」の為12:30~『向笠公園』に変更
中津中央RC 11月 8日(火) 「観菊例会」の為18:30~『蔦神社』に変更

委員会報告

佐々木明ささきあきら氏 再入会 挨拶

佐々木会員再入会

  4年前大和ハウスへの急遽の異動の後、再度参加します、別府湾ロイヤルホテルの佐々木です。4年間は大和ハウス住宅生産工場の再構築で首都圏工場に在籍しておりました。少子化等での住宅着工の減少に対処する為に再編の手伝いをしてきましたが、お陰で本年の住宅部門 の業績は好調です。(10月28日日経に掲載)
  但し、今後の大和ハウス全体は住宅事業中心ではあるものの、他の事業を拡大しつつ海外事業を大きく展開する方向性が打ち出されています。創立100年の2055年には国内で3割、海外で7割の事業を行うべく、すでにスタートを切っています。
  ホテル事業は中国の大連でも行っていますが、国内29ヶ所の大和リゾート㈱の運営するホテル事業をより一層充実させることで「健康・観光事業」を推し進め、加えて、現在ではビジネス需要でロイネットホテル、余暇・健康事業でスポーツ施設「NAS」を展開しています。
  事業のお話しはまたいたしますが、同時に、会員の皆様とはまたご一緒に地元大分・日出の為に尽力する所存です。宜しくお願い致します。

米山奨学生 張瑜さんに奨学金を手渡す山田会長

米山奨学生

米山奨学生 張瑜さん 卓話

張瑜さんの顔

  皆さん、今晩は。米山記念奨学生の張瑜です。本日はこのような機会を作って頂き、ありがとうございます。これから、私自身や故郷大連について、またAPUでの学生生活についてお話したいと思います。

大連地図

  私の名前は張瑜(チョウ ユゥ)です。昭和61年8月16日に、中国の東北部に位置する遼寧省大連という街で生まれ、育ちました。高校卒業後に大連商務学院(商業系の大学です)へ進学し、そこでは外国語系ビジネス日本語を専攻し学びました。大学で学んでいく中で、私はアジアでトップを行く日本という国はどんなところなのかと興味を持つようになりました。また、故郷大連は近年、日系企業が進出し発展しており、日中両国の経済発展のために微力ながらも貢献していきたいと考え、更に日本語そのものの魅力にもっと触れてみたいという思いから、2008年4月に来日し、APU 立命館アジア太平洋大学へ入学しました。

中国大連1 中国大連2

  APUは2000年に開学し、95を超える国や地域から学生が集い、その留学生の数は、日本国内でもトップクラスを誇ります。また、教員も約半数が外国籍という多文化・多言語の環境で、授業は英語と日本語による二言語で行われています。このようなグローバルな環境で、私は他では得がたい貴重な体験を何度もしました。

大分商売直行便

  例えば、2009年10月に別府市のビーコンプラザで「第3回大分商売直行便」というイベントが開催されました。私は、そこで通訳を担当しました。その業務を通じて、大分と武漢の企業が直に情報交換することが出来、投資や貿易、販路拡大など様々な中国ビジネスに関する情報を得ることが出来る機会があるということに感動しました。

岩田学園APU講座

  また、2009年の1年間、私は「新入生ワークショップⅠ」「新入生ワークショップⅡ」のTA(teaching assistant)を担当しました。更に、2010年4月からは大分市の岩田学園が開催した「APU講座Ⅰ」でもTAを担当し、それらの経験を通して、異文化交流を体験し、お互いに教え合うということは、他人のためではなく自分も勉強になり、成長に繋がるのだということを実感しました。

  現在私は、大学の4回生で来年の卒業を控え、卒業論文の制作に励んでいます。論文のテーマは「日本と中国の歴史教育研究」~「南京大虐殺」を事例に垣間見る日中関係~です。皆さんご存知の通り、中国と日本の関係は余り良好とは言えません。私はこの研究を通じて、今後の日中関係の在り方や、また母国中国の望ましい歴史教育やメディアの姿を提起していきたいと考えています。

発表スライド1 発表スライド2
発表スライド1 発表スライド2

  最後になりましたが、私の夢は教育にかかわる仕事につくことです。それは、米山奨学生として学んだ、他人を優先することや他人への思いやり精神を伝えていきたいからです。これからの人生、成功だけではなく失敗もあると思います。しかし、例え失敗したとしても、そこから原因を分析して再考すれば、また新たな道が開けてくるのではないでしょうか。3年前、日本での留学生活をスタートした時から抱いている、自分自身の可能性を広げたいと言う気持ちを大事にして、自分を信じ、人生の舵を取って価値がある人生を歩みたいと思います。
ご清聴、ありがとうございました。